製造工程
ガイシが
できるまで
原料を調合・脱水して、粘土状のケーキを作ります。
その後、押出、乾燥、切削の成形を経て、ガイシの形状が完成します。
さらに釉薬で表面をコーティングして、焼成し、検査・試験を行ないガイシが出来上がります。
原料粉砕
弊社ではガイシの素材となる原料(陶石、長石)を荒粉砕で5㎜以下の大きさに粉砕します。主に使用しているそれぞれの原料には、下記のような特徴があります。
- 天草陶石
- ガイシの骨となる原料、焼成して磁器化する
- 対州長石
- 機械的強度を上げるために添加する
- 粘土類
- 可塑性(かそせい)をよくし、加工しやすくする
調合
各主原料と水、玉石と呼ばれる硬い石を投入し、攪拌(かくはん)することで粒度を細かくします。
ここでできた泥水を「泥漿(でいしょう)」と呼びます。
脱水
出来上がった泥漿を篩(ふるい)にかけて不純物を取り除き、マグネットの力で鉄分も取り除きます。
この泥漿をフィルタープレスにかけて水分を取り除き、土の座布団「ケーキ」をつくります。
押出
土を練る機械「土練機(どれんき)」にケーキを投入し、空気を抜きながら円柱状に押し出します。
製品の大きさにより、押出径と長さを変更します。
乾燥
円柱状に押し出された素材は、温度・湿度が管理された連続乾燥炉内で乾燥させます。
素材を乾燥させることで、リードタイムが短く、且つ寸法精度を上げて切削加工することができます。
成形
乾燥させた素材を内径加工する機械「穴くり機」で内径部を加工した後、NC旋盤または専用加工機で外径部を切削加工します。
施釉
成型品に釉薬を塗布します。
釉薬を塗布して焼成すると機械的強度が増したり、汚れが付きにくくなります。
窯詰
施釉した製品を窯に積んでいきます。
窯に積む際、ガイシの大きさによって高さを変え、干渉しないように並べていきます。
焼成
約1300℃で約27時間かけて焼成します。
検査・試験
全数目視による外観検査を行い、不具合品を排除します。
仕様書に則った各試験を実施します。
出荷
検査・試験で合格した製品を梱包し、お客様へ配送・発送します。
採用情報
アクセスマップ
〒844-0027
佐賀県西松浦郡有田町南原甲753
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